第3章 幼少期20〜
帰蝶の輿入れは僕が出立する前にしてたので関係は良好らしい。
そして帰蝶と言えば従兄弟の十兵衛もとい光秀
この世界では大変な変ty…げふげふ、ぶっ飛んだ性格だけど実は面識が未だに無い…
実家で常に斎藤家に居た訳じゃないからニアミスしてたかな。僕と同じくらいの年齢だそうだ
あの白髪は見かけたら気付く筈なんだけど…
謎にしてても仕方がないので市姫を連れ、帰蝶の元に向かってる途中。
中庭に面した縁側でほんのりと色付いた木を見上げた…季節はもう秋に差し掛かるのかぁ
屋敷に引きこもって感覚が少し狂ってるな…一番暑い時期に山の中だったし。
季節の変わり目は自律神経も乱れがち。
理兵衛殿の事もあるし先の不安もあったから、ある意味市姫が癒しになってたんだろう
昨日から尾張を出てる世話焼きの側近もいますし。
「帰蝶〜いるかい?」
「あら、珍しいわね。自分から出てくるなんて」
「うぐ…引きこもりの自覚はあるけど気分転換だってするよ」
と言うわけで…市姫連れて市井にデートに行きませんかね?そろそろ黒羽が帰って来るだろうからその後になるけど。
護衛を付けずに出歩いたら自身に雷が落ちる。
彼らの属性は氷と闇の筈なのにおっかしいな…