第14章 鮮やかな日々よ
箱ティッシュを渡されたから何枚か引き抜いて拭いていれば、目の前でさっきまで元気に働き現在は休養中のペニスに触れ、元気づけようとしてる悟。
驚くことにそれはすぐにムクムクと急激に復活していった。ちなみに私は掛けられた精液をだいたい半分くらい拭った所。新しいティッシュを引き抜いたのを私の手から奪うと、悟は先端を拭き取って私の胸の谷間にそのティッシュをぽすっ…と置く。
置くなら拭くの手伝ってくれりゃ良いものを…広範囲に射精されて大変だし。
「はいっ!ちんこ挿入ー!」
ズンッ!と一気に子宮口までやってきたペニス。
こちとらまだ外に出された精液拭いてるって最中に、悟は私の身体に覆いかぶさって奥に既に居る。箱ティッシュを床に落として身体全体密着して、ゆっくりと体を揺すり始める悟。
『あの、まだ精液拭いてたんだけどな……?悟?せっかちすぎない?てか、ちゃんと拭いた?』
「細かいこと気にしないの。ねえ、ハルカ。もっと僕の事、触れてよ…?」
少し目がとろんとしていて、気持ちよさそう。手を伸ばして前髪辺りをなでなでしてあげるともっと気持ちよさそうで、フフフ、と笑って頬にチュッ!と音を立ててキスをした。
「はい、では元気に二回戦してこー!」
元気すぎでは。
あまりにも元気な悟を見上げて、呆れながらもあはは…と笑ってしまうわ。
でもこの元気のままにまた盛大に射精をされたら処理が大変に違いないんだけれど。先に言っておかなきゃ、だな。
『んっ……次出す時あちこち出さないで処理しやすい様にしてよね?』
悟自身が腰を前後に振り、はぁはぁと息を荒くしながらも私の言葉に頷いてくれた。
「ウンっ!うんっ!分かってるって~!次出す時は一箇所ね?……って事で口内射精を頼みたいんだけど……駄目?」
『あー…一回だけ、なら仕方なく。仕方なく、だからねっ!?』
やた!と短く喜んで奥をがんがんと攻める腰つき。
もう会話を途中にして、真剣に集中したい所だったんだけれども…。
……脱ぎ捨てた服から何やら音がする。
それに気が付きながらも悟はぐちゅ、ずちゅっ…と互いの性器を沈め合う行為を止めない。