第7章 このリセットは強くある為に
ぐっ、と摘んでぱちん、と離したであろうゴムの音。自身で自爆したのか僅かに前かがみになった。
「……笑ったでしょ?」
『アッ笑ってないです』
「いーや、笑ったね。天才呪術師の五条の悟君が自爆してる姿を見て、ハルカは笑ったね!」
そこで天才とか言っちゃうのか、と鼻でぷすす、と笑うと悟はにこにことしている。
楽しげというよりもその表情は覚悟は出来ているんだろうな?の迫るような笑み。私の中の沸き立つ笑いのメーターが一気に下がる。
悟の手が私の脚を割った中央へと伸びた。
「キミが余裕そうだから良いよね、少ししか愛撫してやんない!」
びくっ、と脚を跳ねさせるような刺激。
悟は指先で小刻みに脚と脚の間を、上下に刺激し始めた。
チュクチュクと音を立て、上部のその敏感な場所を濡れた滑りでいじくり回してる。
『や…っだ!』
「うわー…ここ、弄る前からとろっとろじゃーん。愛撫マジで要らなかったね!
ハルカさ、こんなになるまで僕の事待ち遠しかったの?かなりえっちな子だったんだね、キミって!」
『ちがっ……やっ!そこばっかいじんないで!』
話しながらもしつこく、重点的にいじっては下がって行き、また上部を焦らすように敏感な所を外したり、集中的に狙って来る。
…私の反応を見て、悟は楽しんでる。
『はっ、あぁ…っ!』
「すっごい淫乱じゃん、どんどんココ、濡らしてさー…今すぐ"欲しい"?」
ぬるぬると指が滑るような動きで全身の神経が下半身に集まったような感覚。悟は集中していた一点から下がり、くちゅっ、と音を立てた私の中に指を入れた。
くぷっ、くちっ…と水気を帯びた音。中に入った指は抜かれてはまた敏感な一点にちょっかいを出してまた中へと入る。
『はあっ…、悟っ』
「んー?きもちいの?ハルカ?」
楽しげな悟の表情。
その顔を見上げてこく、と頷き、抗えない快楽に少しずつ溺れていく。快楽に溺れる私に悟は笑い、再び私に覆いかぶさりながら硬くて熱くて…質量のあるものがゆっくりと中に入ろうとしていた。