• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第37章 繋ぐいのち、五条と春日の鎹


……その子猫みたいな顔、今は止めて欲しいかな、と固唾を呑んだ。
可愛さと色っぽさに今度はやられるのは僕の方で、じわじわと高まるものを必死に抑え、僕は笑顔を顔に貼り付けた。

「うん、作ろうよ。近々世話役をここに呼ぶか、五条家に息子を預けよう。その方が良く分からない人間を入り込ませるよりいいだろう?体を休ませながら栄養をしっかり取って、英気を養って……次の子供を作るためにも、いやただ単に愛し合う事も含めていっぱいえっちして。

ねえ、近々手配するからさ……?僕は欲しいんだ、それはきっと、オマエも欲しいって願ってるだろ?」

手を延ばし、ハルカの頬に触れる。いつもよりも熱を持ってる所が愛らしくて今すぐにでもベッドに連れ去りたいくらい……。
さらさらとした肌、そこから髪をかき上げ、頭から僕へと引き寄せて眠る子供の前でキスをして。
とろんとした瞳は僕の事が好きな証拠だ。もう一度甘えるように「ねえ」と声を掛ければ恥ずかしがりながらゆっくりと頷くハルカ。

『……ん、じゃあ、作っちゃおうか』
「ふふ、それじゃあ決まりだ。さっさとご飯食べちゃおうねっ!まずは栄養を摂らないと」

はにかむ笑顔が今日も可愛い、と子供の前で僕らは額をくっつけて笑い合う。

『ん、そうだね。ご飯食べてお風呂入って……今日こそしっかり寝よ!』

にっこりと互いに笑いあった食卓。物音を抑えて、椅子に座って再びの食事が始まった。

……なお、二日後に五条家の人間を呼び子供を預けての事。待ち侘びたこの瞬間だって思ったんだけど受け入れる側であるハルカが女の子の日になってしまって、ただただのんびりとした日々を久々に過ごす事となった。
それはそれで休めて良いんだけど。ちょっと悔しいけれど独り占め出来るぞー!と僕は彼女を抱きしめて夜を過ごした。
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp