第36章 私達だけの世界
「ああっ、あっ!イク、イクイク……!」
ぱちゅん、と私の太もも裏に悟の腹筋やら腰、太ももといった互いの肌が勢いよく当たり、動きを止めた。
熱くて硬いペニスを挟んだ太ももで、彼の熱い脈を感じながら、胸や腹部に掛けられたタオルに向かってポタタッ、と勢いよく飛び出していくもの。さっき飲み込んだ量も多かったのに即始めたニ回戦、そんなに大量に出るものなの…?という精液の多さ。
勢いがゆっくりと収まっていく中で悟は片手の手の甲を口元に当てながら、肩を上下させていた。ぶるる、と小さく震えたのを感じて。
「……はぁっ…、どうしてだろ、まだシたいんだけど…。もう少し、ハルカの中に挿れる前にしても、良い…?」
気持ちよさそうに目を瞑って、ふー…、と息を吐いた悟。もちろん断るわけなんてない。
彼の熱っぽく汗ばんだ大きな片手が、また私の太ももに触れている。そのゴツゴツとした悟の手の甲に触れて優しく撫で、私は『いいよ?』と言ったら、悟はまだまだ元気そうに少し休憩しかけたペニスを勃起させて「ありがと!」と励み始めた。