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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第21章 僕の初恋をキミに教えてあげる


「やだ。寂しいしハルカが居ないのは耐えられない!二週間とか長すぎ、僕には耐えられないもん。ご飯も3食、喉を通りにくいかもしれないし夜しか寝られない!」
『若干の食欲不振くらいで元気じゃねえか』

充分に距離を縮めた所で殴ろうとすれば拳は手のひらでパシッ!と音を立て止められ、そのまま流れるように足を掛けに来る。もう一本の足に重心をかけて、私は足を引っ込めたらスカッ、と悟の足払いは失敗に終わった。どうだ、足がめちゃ長くても避けられる気分は!してやったり、と笑みが出てべっ、と舌を出しておいた。

「……それにえっちはどうすんの!」
『お得意のベーションしとけば?』

付き合ってちょっとくらいの時とかから"抜く"と言って悟はこそこそとマスターベーションをしてる。私が生理で出来ないって時も、どうしてもしたい時は私の居ない、見えない場所で処理をしてるのを知ってる。だからひとりで性処理が出来るはずなんだけど。
目の前の彼は声を張り上げて私の提案を拒否した。両手を拳に変え、ちょっと震えてる。

「やだ!ハルカの柔らかさじゃないと発射も気持ち良くない!」
『声を抑えろ、声!でかい!』

いくら離れた場所とはいえ、近くに人が居たらどうすんねん。聞こえたら恥ずかしいでしょ!
もはや稽古をしてる場合じゃない。悟の胸ぐら辺りを掴んで揺すった。それでも調子に乗るのがこの人である……。
にこーっと笑みを浮かべて片手を耳に当ててうんうんと頷いて。

「えっ?何?でかいのは僕のアソコの事かなっ!!?だよねー、ビッグなディックだもんハルカちゃんも大満足ってもんよ!一本満足ゥ!
今夜も僕がハルカの中を掻き出してあげるっ!」
『……っ!(声量…!文句言いたくても声にならねえ…)』

……もうやだ、この性欲の化身。
その話は始まったら止まらなくなりそうだから保留にしよう。"その話は置いといて、"と両手を使ってジェスチャーで意思表示をしとく。

『あのね、こっちだけじゃなくて向こうでも色んな治療が出来るの。それは私の"罰祟り"をする時に治した症状が多ければバリエーションは豊富になるワケ。
一応ね、"髪降ろし"で先祖を降ろしてる間にその先祖の術式を降ろしてる間一時的に借りたり、あとその先祖が治療した事のある症状もその時だけ使えるんだよ』
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