第20章 星空の下で愛を語らう
側で正座しつつその一連の動作を私は眺めていた。
ぱちん、と音を立ててコンドームを外してたっぷりと出されたゴムの付け根を縛り、流れるようにもう片手でティッシュで半分持ち上がってるペニスを拭く悟。
あっという間に新しいコンドームをぺりっ、と開封して覆う為に半勃ちのモノを緩く扱いて二回戦を促してる。
うわあ…とヤる気満々な悟の伏せた視線が私に向いた。というか、肉食獣と目が合ってしまった。思わず苦笑いが零れちゃった、彼が肉食獣なら私は捕食される草食動物。
にこにこと笑う悟はランタンの明かりを受け、とてもじゃないけれど優しくは見えない笑顔を浮かべてる。
「今晩は、いや今晩"も"抱き潰すから明日もハルカはお疲れモードだねー?帰りも僕が運転するから睡眠不足解消に助手席で寝てていいよ!僕は出し切ってスッキリしとした朝を迎えるつもりだから!」
お断りします!なんて言う暇なく、というかもう勃起してそこに装着したのを見て、ああ今晩"も"かぁ~…と私は察した。