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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第19章 アフター・ダンスパーティー


「あはっ!あーららっ!マジでダウン?今日休みなよ、ハルカ」

『はぁっ、うっ……むかつく』

途中何度も気を失って、激しい行為中で気がつく、と繰り返してた。
たまに小休止もあったから悟も体力の温存をしてたんだと思う。麦茶をるんるんと鼻歌を歌いながら取りに行ってさあ~…本当にこの男……。

『……普通朝までする??冗談って言葉分かる?休憩挟むくらいならそこで止めときゃよかったじゃん』
「いや、宣言したじゃん?僕。朝までしようって言ったじゃん、イキすぎて記憶もトんじゃったカンジ?」

キスしてきそうな悟の頬をぐいーっと押して拒絶した。甘ったれんじゃない。えっちもキスももうお腹いっぱい、悟の唇を中心に赤いものが彩ってるのが、多分私の口紅はほとんどが彼に移ったんだと理解させる。
……洗顔フォームじゃなくてまず化粧落としでやるべきだと思うよ、悟……。

『充分に寝れていないし汗だく、お風呂にも入れてない!最悪!』
「でもさ、めっちゃ盛り上がったじゃん。僕としては人生の中でサイコーなえっちランキングに入るやつだったよー?」
『そんなランキング廃版しろ!』

服装を乱した悟がずい、と隙を見たのか私に顔を寄せるのでもうやらんっ!と手で押して近付く悟を拒絶した。
このままオールの状態で学校とか無理。ちょっとでも仮眠しておかなきゃ。
全然寝てないハズの悟はしっかり寝たみたいに元気に、私に頬を押されながらもめげずにぐりぐりと近付こうとしてる。

「ねーねーハルカ、お腹すいた!芽吹きもしない種蒔き頑張ったからお腹ペコペコなんですけどー!ってもめっちゃ中に出したからひょんな事で奇跡的に孕ませてる事を望む悟君なのでした、そんな僕も疲れて超お腹すいたー!」
『うるさい知らないっ!翌日学校あんのに朝までする発情期野郎はひとりで食ってろっ!私はちょっと寝る!お風呂とかもう諦めて、帰ってきてからにするっ!悟の馬鹿!』

気を失ってる間を睡眠と呼べない。ぐんっ、と悟の頬を押し出し、ベッド下に悟が勢いで降りた所で私はいつものアラームを一度消し、急いで30分程のアラームを掛けた。
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