• テキストサイズ

牧場物語生活へトリップ!?

第10章 農業生活十日目


帰り道、ルディのことをリヒトに話した。連れて行かれたことも含めて。すると、ルディの顔から笑みが消えた。でも、それは一瞬だった。

「ねぇ、考えてくれた?僕が朝言ったこと。」

「えっ?あ・・・。」

顔が赤くなっていく私。まさか、そんなことを外で聞かれるとは思ってもみなかった。

「お、お店が落ち着いてからがいいよ。」

「無理。」

えっ、即答??

「明日。明日がいい。」

「明日って・・・。」

「気持ちの準備しててね。」

あ~、反論無理なヤツだ。リヒトの中では決定事項なんだなぁ。淡泊なんだと思ってたけど・・・。

「ねぇ、リヒト。家を改装しようかと思うんだけど。ほら、二部屋を一部屋にしようかと思って。」

「大賛成だよ。」

嬉しそうにするリヒト。リヒトの方から、改装の話しをしてくれるらしい。壁さえ壊してくれればいいんだけど・・・。私がお風呂に入っている間、リヒトがジルドに連絡してくれた。

リヒトと入れ替わり、私は二階にある機織り機へと来ていた。想像通りの布地が出来上がっていた。織り上がった布地を棚へと運んでいると、湯上りのリヒトの声がした。

「二階にいるよ~。」

「ここにいたんだ 。って、それは・・・布地?綺麗な色だね。」

「これで依頼して誂えて貰っているの。リヒトにも何か作って貰うからね。私はワンピースにして貰うの。」

リヒトにいきなり抱き締められた。

「リヒト?」

「ルディには気を付けて。」

「うん。」

心配症なリヒトに抱き付き、暫く熱い抱擁。ドキドキするけど、一番落ち着く場所でもあるんだ。

でも、翌日・・・そう、展開は意外なところへ・・・。

明日の騒動のことなど思いもせずに、私たちは穏やかに時間を過ごし眠りに落ちた。






/ 459ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp