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牧場物語生活へトリップ!?

第5章 農業生活五日目


拒否できずに了承。そんなことをしている内に、私用の洗剤も終了。周りが薔薇の香りでいっぱい。

さて、茶碗蒸しの準備しなくちゃ。現実でも作ったことはあったけど、上手く出来るかなぁ。

「莉亜が茶碗蒸し作ってくれるから、メインは煮魚にするよ。後は白米とお味噌汁だな。」

二人でキッチンに立つ。私は冷凍庫から固形の出汁を取り出してボウルに入れる。鰹節と昆布の合わせ出汁を凍らせたものだ。材料はえび・百合根・椎茸・銀杏・柚子・鶏肉に三つ葉。

卵液を作り溶けた合わせ出汁と混ぜ合わせた。リヒトがさっきから、チラチラと私の手元を見ている。緊張するんですけど?それでも、リヒトの手元は疎かにならない辺り流石と言うか・・・。

卵液を味見するのに小皿に入れ、一口流し込む。ヤバい、もう美味しい。もう一口・・・と思ったら、手を掴まれてリヒトの口の中に収まってしまった。

「想像はしていたけど・・・莉亜は料理上手だね。ちゃんと認識した。茶碗蒸しが楽しみだよ。」

お気に召してくれたらしい。じゃあ、詰め合わせて後は蒸すだけ。隣りでリヒトの手捌きを見ていた。本当にしなやかで無駄のない動き。

「後は、ご飯と茶碗蒸しが蒸し上がるのを待つだけだな。莉亜、おいで。」

待ち時間は、何故かハグされている。何、この溺愛ぶり。彼氏とこんな甘々な時間って、過ごしたことないんですけど。

「料理人の僕に、料理を作ってくれる女の子は初めてだよ。ありがとう、嬉しいよ。」

私・・・何も考えずに、気軽に申し出ちゃった?失礼じゃなかったよね?うん、喜んでくれているみたいだから良かった。

蒸し上がった茶碗蒸しは、美味しかった。そうとしか言えなかった。何なら、お替りしたかったくらい。

「また、作ってくれる?」

「いいですよ。」

しかし、出汁ブロックって尊いよね。あれがあったから、こんなに美味しかったんだと思う。食事の後の一息。

リビングでくつろぐ私たちだったけれど、明確に過ごし方が変わった気がする。嫌、変わった。リヒトが近い。それに、中々離れてくれなかった。

でも、この生活も後少し。リヒトは、リヒトの家へと帰って行く。少し寂しいなと思っている自分自身がいた。そして、一人暮らしが待っている。

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