第42章 農業生活 夏 九日目 R指定
カーテン越しからでも、明るくなって来ているのが分かる程の朝日。
「おはよう、莉亜。」
「おはよう、リヒト。」
清々しい朝だ。そして、今朝はパジャマを着ている。裸体じゃない。つまり、汗をかくことをしていない。
「もう少しだけ、ゆっくりしよう。」
「うん。」
リヒトに擦り寄れば、その腕に抱き入れられる。穏やかで幸福な時間だ。
「そうだ。今日は新しい洋服を着るんだよね。リヒト、着て見せてよ。」
「莉亜も着て見せてよ。」
お互いに新調した洋服に着替え・・・パジャマを脱いだ時、何故か下着のホックが外れた。ポロッと零れた胸には、何か温かい感触。
「リ、リヒト?」
振り返れば、上半身裸体のリヒトに抱き締められた。
「ちょっ、リ、リヒトっ?どうしたの?」
「目の前で莉亜の肌を見せられたら、つい触りたくなっただけ・・・。」
フニョフニョと胸を揉まれ、唇が首筋に触れる。更に、逃げられないようにホールドされた腰。
「リ、リヒトっ、ちょっと!!」
「僕に触られるのは嫌?」
「そ、そういう事じゃなくて・・・んっ!!」
擦りつけるように膨らんだリヒトの下半身が、存在を知らしめてくる。
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「ねぇっ、リヒト・・・あっ!!」
「直ぐ終わらせるから、莉亜が欲しい。」
反論する間もなく、ベッドに組み敷かれリヒトは直ぐに入って来た。
「んっ、やっぱり・・・莉亜のは中はいいな。」
「あ、朝なのに・・・。」
「莉亜の中、こんなに嬉しそうに僕を食べてるのに?」
そう言っては、強い衝動が何度も与えられる。そして、最初に言った通りに直ぐに終わった・・・。だからと言って、リヒトだけが満足という事ではないのだけど。
そして、結局は朝からシャワー・・・。
「やっぱり、夜には莉亜が欲しい。ってことで、諦めて僕に毎晩抱かれてね。」
朝からじゃなければ・・・まぁ、何だかんだ言っても私はリヒトに甘い。それに、私より私の事を知ってる。
「ほ、程々にね?」
「う~ん・・・それは無理かな。」
キッパリと無理だと言われた。もう余計なことは言わないでおこう。私だってリヒトが好きだし。
「じゃあ、先にキッチンに行ってるね。僕の思いに乗ってくれてありがとう。愛してるよ。」
頬にキスしては、ご機嫌で新調したシャツとズボンで行ってしまった。安定のイケメン。