第39章 農業生活 夏 六日目
食事後の作業場。只管、機材に作物を入れてワインへと・・・。その後は、西瓜とメロンをカットしてから、搾りまくりだ。そうだ、専用の機材があるなら買おうかな。
作業後、キッチンへと向かう。すると、いつもより何やら黄色い声があちこちから・・・たまに、野太い声も聞こえて来る。どうかしたのだろか?キッチンでは、カミルがメロンをカットしていた。リヒトはそれを元に、パフェにしている。
何か、大変そう・・・。
「お疲れ様。大丈夫?」
「あ、莉亜。パフェにしてみたら、飛ぶように出るんだ。」
そろそろ夕飯の時間帯だ。それでも、閉店までその作業は続けられた。私も手伝ったからか、あの書類が全然読めなかった。
夕飯はガッツリ肉料理。英気を養って、カミルを見送りシャワー。ごめん、コーラル。今日は読めそうにない。走り読みなんて出来ないから、時間のある時にじっくり読ませて貰おう。
ベッドにダイブして、一息付く。あ~、今日も働いた。
「リヒト、大丈夫?疲れたでしょう?」
「ん?平気だよ。でも、莉亜は疲れたよね。今日はお昼にしたから、夜は我慢する。」
「リヒト・・・本当に体力凄いね。」
やっぱり、私も鍛えるべきかも?リヒトの腹筋をナデナデ。
「僕の体、莉亜の好み?」
「あ、ごめん・・・つい。」
「僕はいつでも触ってくれて構わないよ。どこでもね?ただ・・・こんな風に体が反応しちゃうんだけど。ってことで・・・莉亜を味見しようかな。」
味見で終わる訳ないじゃん。いや、味見で終わられたら私だって不完全燃焼になるんじゃ?いやいや、そんなこと言ったら・・・。
「莉亜、どうしたの?あ、最後までシて欲しい?味見で終わる方が嫌だよね?不完全燃焼、とか?」
私の心の中を見透かされている気がする。あ、もう無理だ・・・リヒトの顔が近い。下手に反論しない方がいい?
あぁ~っ!!もう、無理だ。
リヒト・・・途中で寝てしまったらごめん。
「どうしても、楽しい仕事すると気分が上がるよね。だから・・・ごめんね?途中で寝てもいいから。」
先に言っておく。
・・・おやすみなさい。