第37章 農業物語 夏 四日目 (R指定)
でも・・・そんなに続けて出されたら、大変なことになるわけで。さっき、シーツを変えてくれたんだけど、また交換しないといけないかもしれない。
そして、リヒトはというとうっとりとしたまま腰を打ち付けている。どうやら、まだまだ満足出来ていないらしい。リヒトの汗が流れて、顎から私の顔に落ちる。
こんな時のリヒトも素敵だ。カッコイイ。
「ん?どうかした?」
「リヒトに見惚れてただけだよ。」
「そう。ありがとう。んっ・・・また、イキそう。もう、莉亜の中、大変なことになってるね。僕の出したものでいっぱいだ。」
それでも、同じく中に注ぎ入れるリヒト。そして、そのまま私の上に倒れ込んだ。
「ごめん・・・重いよね?」
「大丈夫だよ。このまま休んでて。」
「ありがとう。・・・ハァッ・・・一先ず満足出来たかな。莉亜の中は、本当に虜になるよ。」
荒い呼吸を整えるリヒトの髪を、私は撫でた。が、そこで気付く。
「一先ず?」
「ん?うん、そう。一先ず。お風呂入って、夕飯食べて・・・その後は・・・ね?」
ね?って何?三回だって言ったけど、結局、四回したし。それなのに、一先ずなの?
「リ、リヒト・・・あまり無理はしない方がいいんじゃないかな?」
「僕を気遣ってくれるの?莉亜は優しいね。でも、全然大丈夫だよ。今日は仕事も無いから、どちらかと言うと体力が余ってるから。だから、楽しみにしててね。」
全然、大丈夫じゃないよ・・・私は。それに、体力余ってるの?そうなの?私・・・料理人に対する考えが変わった気がする。
「リヒト・・・いつも、美味しいご飯ありがとう。そんなに無理させていたなんてごめんね。」
「無理?・・・あっ、そういう意味じゃないから。えっと・・・その・・・どちらかと言えば、気持ちが高ぶって収まらないからと言うか・・・。うん、単純に言って莉亜を抱きたいだけ。」
「・・・そ、そう。うん、分かった。」
そして、この日の夜も部屋に響く甘美な声と、肌同士がぶつかる音がず~っと続いたのであった。