第20章 農業生活二十日目 R18
想像はしていた。だからって、朝からリヒトに味合われまくった。朝から元気に腰振ってるし、私は拒めなかったし。前はリヒトのお店があったから、自重出来たけど今は・・・。
って、何回目かの快感を迎えた私は、もうヘロヘロになっている。それに反して、リヒトはまだまだ元気そうだ。でも、時計を見てラストスパートを決断した様。
リヒトの気持ち良さそうな声に中てられて、離れがたくなくなってしまっている。そんな事を思っている内に私の中で質量が増し、やがてそのまま精を吐き出したリヒト。
リヒトはキラキラした汗を腕で無造作に拭い、少し残念そうだけど甘い微笑みを向けてきた。
「気持ち良かった、ありがとう莉亜。本音を言えば、まだまだしたいけど汗流さないとね。僕がこのまま連れて行くから掴まって?」
大人しく言われた通りにすれば、私を抱きかかえて浴室へと向かった。二人でシャワーを浴びながら、リヒトによって唇を塞がれる。
キスを散々堪能した後は、綺麗に洗ってくれ浴室を出た。リヒトの周りが光っているように見える。朝からの情事に、気分が良さそうだ。
「先に作業場に行っているから、ちゃんと髪を乾かしてからおいで。ゆっくりでいいからね?」
ハグをし、頬にキスしては作業場へと行ってしまった。そして、私はと言うと・・・朝から、グッタリである。リヒトの何処に、あんな体力があるのだろう?不思議でならない。
でも、私の耳にさっきまでのリヒトの甘い声が留まっていて、何処にも行ってくれない。そのせいで、体が疼いて仕方ないんだけど。朝からあんなことをしたのは初めてだし、それに、リヒトにハグしてて欲しい。
「うん・・・早く支度しよう。」
ある意味、私も欲に忠実なのかもしれない。髪を乾かしながら、何気に外を見ていた。下からジルドたちの声が聞こえてくる。リヒトと話をしている様で、昨日の事だと理解できる。
が、少しして珍しくリヒトの大きな声が上がった。慌ててキッチンへと行くと、無表情のリヒトと物凄く居心地が悪そうなジルドがいた。ルドもいたけれど、気にしていないふりで作業をしている。
「リヒト、どうかしたの?」
「あぁ、何でもないよ。それより、ちゃんと乾かした?」
いつもの笑顔に戻った事に、少し安堵する。ジルドは、最後まで微妙な顔をしていたけれど。リヒトに聞いてみよう。