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瑠璃色の瞳のその先に

第1章 始まり


この会場内を先ず制圧しなきゃ……ここに上忍は……担当上忍が殆どか……ま、もう戦闘態勢に入ったわね……上はラン達や動けるものに任せるとして……下の試合会場だな……砂と音か……ふざけた真似しやがって……。

私が下へ降りた頃、花びらが消え、視界が開けた時には我愛羅とサスケがその場からいなくなっていた……。




「不知火ゲンマ、この試験官になったのが運の尽きだな?エリート上忍どもは上で手一杯だ。ここには応援は来ないぞ?」

「(ふぅー、久々にピンチってやつか……アイツらも幻術ハマっちま……オイオイ…あいつ)
そうでもないぜ?不運なのはお前達の方だ」


〔風遁 凪風〕


「なッ!……に??」



額当てからすると音と砂の忍か……ここには試験官やってたオレと医療班……数名上から降りて来てくれてるが……オレも囲まれた……相手にするのは何てこと無いが、幻術にかかったアイツらを庇いながらはキツ……オイ、一人寝たふりじゃねぇか!って心配ねぇな?ここはミズキに任せよう……。

オレは優越に立っている男に不敵な笑みを浮かべ、心の中で合掌した瞬間、柔らかな風が吹き抜けると同時に、かまいたちに斬られた様にオレを囲んでいた敵や周辺の敵忍が血を吐きながらその場に倒れた……。



「……ホント、音の忍はお喋り好きね?……ゲンマ、状況は?」

「砂の姉兄がこの場を去った、我愛羅を連れてな……あの場で動けたサスケに後を追わせた……そう言えば、アイツらの担当上忍が『作戦から離れろ』って言ってたな?」

「……邪魔をするなら殺すだけだ……木ノ葉の忍には消えて貰うつもりだがな?」

「……ゲンマ、ここは任せていい?もうすぐ上も落ち着くだろうから……そういえば、バギさん……作戦って我愛羅くんを使う予定だったんですか?一尾の守鶴を……そいつがハヤテを殺した犯人……夕顔さんを復讐者にしたく無いから、ゲンマ、死なないで!」

「ッ!!……了解!」

「(あの女暗部……危険だな……先に仕留めるか…?)」


私はゲンマから状況を聞いて、バギの相手を任せた……本当は私が仇を取りたいけどヒルゼン様が優先……後はあの子達を起こっ……て、起きてんじゃん!!
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