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瑠璃色の瞳のその先に

第1章 始まり


ミズキ、相変わらず怒って膨れる顔、変わらないね……にしてもオレが上忍になってからお前とゆっくり話する事無くなったからね?まぁ、暗部での事は報告入るけど……ん?もう来ちゃうか……早すぎでしょ……。


「……で、今から任務なんでしょ?暗部ロ班隊長自ら行くって……やっぱり……」

「……ハヤテさんが殺られた……この中忍試験、いつもとは違う……サスケの呪印のこともあるし……大蛇丸がどこまで手を伸ばしてるのか………まぁ、今回は偵察と裏取りって所だけどね?」

「ハヤテが殺られた位だ……せめてツーマンセルの方が___」


オレ達上忍は昨日三代目に呼ばれてハヤテが殺された事を聞いた……ミズキは暗部部隊の一番隊、ロ班の隊長……ま、それだけの実力もあるんだけど……ほら、今も手を握り締めちゃって……怒りが隠せてないよ?いつでも冷静でいなきゃ、オレ達忍は簡単に命を落とす危険に晒される……こういう時こそ、単独は危険なんだよ……ッ!?くそ、もう着くか……。


「ハァ、ハァ……おい、カカシ!!急にッ!?アンタは……」

「……久しぶりね、うちはサスケくん?元気そうで良かった!ごめんね、最近差し入れ出来なくて…ちゃんとご飯食べてた??」

「………暗部だったのか、アンタ……『 ミズキ』はコード名か?」

「ふふっ!『ミズキ』は私の名前、龍香 ミズキ、それが私の本名よ!
……サスケ、修行頑張ってね?カカシはこんなだけど、頼れる先生よ!!さて、行きますか!」

「っ!もう行くのか……カカシの野郎隙を見てサボりやがるから……折角ならミズキにも手合わせして貰いたい……」

「…手合わせしてあげたいけど…ごめんね……もう行かなきゃ……カカシもちゃんと修行しなさいよ?今じゃ私の方が強いかもよ?現役暗部だし?」

「ほーんとだね?オレこそミズキに手合わせして貰いたいよ。
ま、気をつけて。本選までには戻れるでしょ?」


サスケ、呪印は抑えられてる……良かった……けど、ごめんね、私はアナタの修行に付き合う事は出来ないの…………でも、カカシがいるから大丈夫……また、私が戻る確認して……どうして私にはこんなに過保護なんだろ……?
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