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瑠璃色の瞳のその先に

第1章 始まり


レベルが違う……私……ダメ、弱気になるな!!ヒルゼン様も火影様二人を相手にかなり疲れてる……私が……っマズイ!コレは初代様のっ……木遁秘術・樹界降誕……く、ヒルゼン様が捕まった!?テンと術量が違いすぎる!!


「くっそ!ヒルゼン様!!〔火遁・大炎虎〕!!」

「ライ、すまぬ!!この先代たちの術は大蛇丸を倒しただけでは解けぬ……角あれば……ミナトの……」

「ッ!!?ダメです!!パパの……四代目のッ!!!」


「四代目…パパ……そう………くくくくくっ、あはははははは!!こんな所に隠してたんですね?猿飛先生!!」



「ッ!ァッ!?」



「(しまった!)ライッ!!くっ……邪魔をせんで下されッ!」



『……猿……もしや、あの娘……』



「探したのよ?龍香 ミズキちゃん……どんな娘に成長したのかしら?ふふっ、口布なんて、カカシくんみたいね?可愛い顔が勿体ない」


私がヒルゼン様の奥の手を反対して四代目を“パパ”と呼び、大蛇丸の笑い声が耳に届いた瞬間、私は手脚を無数の蛇の腕に捕まり、瓦礫の柱へ叩き付けられた……ある一定の人の前以外でそう呼ぶのを禁じられてたのに……。

一瞬息が止まり、面を外され口布を下ろされた事に気付き、大蛇丸を睨み付けた瞬間、舐め回すような笑みに震えが止まらなくなり冷や汗が全身より噴き出した。


『龍香か……何故急に震え出す?そして、あの眼で何故、当主のみが使える術を使える?』

『猿よ、里に龍香の気配は感じない……もしや…』

「……大蛇丸により龍香一族は滅ぼされました……ミズキが龍香 喜助と同じ力を持ち、幼子でその力を開花した……それを狙い奴は……ですが、ミズキの両親である当主が自分達を含め、全てを記憶を封印しました……」

『……それで四代目が育てになったか……猿飛よ、尚更早くこの闘いを終わらせようぞ?』

「そのつもりです………!」

『〔黒暗行の術〕!!』

「ヒル……ゼンさま……ダ___」


ワシは初代様達へ龍香一族の末路を説明した……お二人はやはり理解が早い……戦いを終わらせると頷き合うとワシは影分身を出し、ミズキのダメだという叫び声を、初代火影の術でかき消された……。
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