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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第18章 クリスマス


今日はクリスマス。


ただ、私には昨日サンタクロースが来てくれたので

今日は大人しく昨日の分まで残業を。



黒尾さんも残ってたけど、眠たくなったので先に帰宅。


ごめんなさい。





家に帰ったらとりあえずお風呂。


面倒くさがりはお風呂を後回しにしたら入りたくなくなって

寝る時間がどんどん遅くなるから。


だから、兎にも角にもお風呂!




で、お風呂に入るために、いつも通り脱衣所で服を脱ぐんだけれど。



鏡に映った下着姿の自分を見て固まる。



鎖骨から下に無数の痕。


特に胸まわり。



…………キスマーク付いてるの、初めて見た。

元彼は、つけなかったからなぁ。




なんだか冷静にそう思ったけど


直後。



鏡の中の自分の顔が、真っ赤になっている。



昨夜のイロイロを思い出した。



ただ、こんなにキスマークがついているのに

つけられてることに全然気づかなかった自分、とは。



やばくない?



そして


昨日は結局私から誘ったんだよね?

そういうことになるよね?


え?恥ずかしすぎない?

なんであんなこと言った?



…………お酒ってこわい。



この際、もうお酒のせいにするしかない。


あ、あと雰囲気。



……雰囲気?

あったか?って思ったけど、言い訳は多い方が安心する。



よし!あれはお酒と雰囲気のせい!

私のせいじゃない!


よし!

忘れてお風呂!って思ったんだけど、



ブー ブー ブー ブー



この一定の振動音は電話だ。



画面を確認すると黒尾さん。





「お疲れ様です!」



『お疲れ~』



「今日先に帰ってスミマセンでした」



『ぜーんぜん』



「黒尾さん、今帰りですか?」



『うん。今駅に向かってるとこ。奈々は?』



「あ、お風呂入ろうとしてました」



『邪魔しちゃったね』



「駅までの時間くらい、大丈夫です」



『そ?ありがと。

昨日遅かったけど、今日大丈夫たっだ?』
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