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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第17章 クリスマスイブ(その後)


下着だけつけた私たちの肌が触れる面積は広い。



それが心地よくって、ぴたりと黒尾さんにくっつくと


もっと。

っていうみたいに黒尾さんもくっついてきて。





「このままくっついちゃえばいいのに」



「でも、そーしたらキスできなくなるけど?」



「それは困ります」





二人で顔を見合わせて、ふっと笑って

今日、何度目かわからないキスをした。





「………そういえば黒尾さんって、私といる時はタバコ吸わないですよね?」



「そーねぇ」



「吸いたくならないんですか?」



「奈々は吸わないでしょ?だから、一応。ね?」





そんなこと、考えてくれてたんだ。





「ありがとうございます。

タバコって、やっぱり吸いたくなるんですか?」



「そーねぇ。まぁ、なるかならないかで言われると、なるかな?

奈々はタバコ、嫌い?」





うーん。





「正直に言うと、好きではないです。

うちの家族、誰も吸わないから、最初周りが吸い始めた時は毎日喉がイガイガしてました(笑)

今はそんなことないんですけどね!


ただ、うちの母親にずっと言われてきたのが

タバコはいいことが一つもないのよ。

タバコ代は安くないし、健康にも良くないし。

でも健康でいたいからみんなサプリとかいろいろ飲んで。

そしたらいらなかったサプリ代もかかるし。

それでもやっぱり体に悪しい。


だったらタバコは吸わない方がいい。

その分美味しいのも食べたり、好きな洋服を買ったり。

旅行に行ったりする方が楽しいでしょ?


って(笑)

そう育てられたから、私今まで一度もタバコ吸ったことがないんです。


それに。

やっぱり大切だと思う人とずっと一緒にいたいから

相手にも、吸ってほしくないなって思っちゃいます」
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