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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第78章 エピローグ


波の音の中に、鐘の音が響く。





潮の香り




その中にふわりと




私の大好きな


黒尾さんの香りが鼻をかすめる。








ねぇ、黒尾さん?




いろんなことがあったけど


だけど、私の隣にいてくれてありがとう。






ねぇ、黒尾さん?




これからも何かあるかもしれないけど


それでも今度は、一緒に


乗り越えることができるように。






「ねぇ、黒尾さん?」



「ん?」



「もう私から離れないで。

私を離さないで、くださいね?」



「もちろん。約束する」






黒尾さんの香りが鼻をかすめる。




私のことも纏ってくれている


大好きな香り







この香りで思い出すのは、いつも




大切な思い出



大切な時間





黒尾さんのこと







だけどもう、思い出さない。




忘れないから、思い出す必要がない。





もう、離れない。






"途絶えぬ記憶"



"変わらぬ心"






ねぇ、黒尾さん?



これからもずっと、大好きです。





………………………

11月17日 誕生花:スターチス




--- fin ---

最後まで読んでくださり本当にありがとうございました!
あと一話、おまけが続くのでよろしればぜひ(^^)
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