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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第72章 お盆休み(海で)


「ウン」







ただ







「………え?」








今日はなんだか、いつもとは違う。




一緒に海を見ていた黒尾さんの体が

少し私の方を向く。





「前にさ、奈々はプロポーズなんていらないって言ってたけど。

………って、覚えてないかもしれないけど」





……………。





黒尾さんとのこと


覚えてないわけ、ない。





「だけどやっぱり、ウン。

ちゃんとさせて?


俺にとって、一生に一度だし。


奈々にしないと、一生する機会ないし」





眉を下げた、ちょっと困った顔。





背筋が伸びる





「んーーーー。

ちょっと立って?」





言われるがまま立ち上がって




お尻の砂を払い終わると




向き合わされて





両手を




取られて。





「…………奈々?」





もう一度


背筋が、伸びる。





「………はい」



「俺と、結婚してください」
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