• テキストサイズ

【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第68章 その後.2


「…………愛してる」





さっき、止まったはずなのにな。



また、涙が溢れ出す。





「私もです」





返事と共に、またキスをして





抱きしめて。




抱きしめ返してもらって。







ねぇ、黒尾さん?




黒尾さんがいないこの一年


一生懸命頑張りました。





だけど、どれだけ頑張っても


黒尾さんはいなかった。





ねぇ、黒尾さん?




一年分、名前を呼んで?




一年分、抱きしめて?




一年分、好きって言って?





一年分、愛させて?








「………黒尾さん」



「ん?」



「大好きです」



「………俺も」





ダメだなぁ




やっぱり涙は、止まらなかった。






ねぇ、黒尾さん?





もう、私から離れないで。




私を、離さないで。







だけどまだ

それは言葉にはできなくて。






黒尾さんへのキスに




そっと、願いを込めた。
/ 355ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp