• テキストサイズ

【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第67章 その後


「ちょっと待ってて」





そう言ってスマホを触る黒尾さんの横で

言われた通り待つ。





「なぁ。今日はこのまま

一緒にいてくれる?」



「なんで、そんなに困った顔なんですか?」





優しいんだけど、困ったような表情





「困らせてるなら、ちゃんと言ってほしいです………」





相変わらず、自分のことばっかり。


一年前と何も変わらない自分に幻滅する。





「んーん。困るわけないじゃん。

だけど、今この時間が夢だったらどうしようって。

そういう意味では、困ってるカモ」





だからちゃんと確認


って。





フッと笑う黒尾さん





「夢じゃ、ないです。

もし夢だったら、私も困ります」



「そっか。よかった」





その後、また少しだけスマホを触る黒尾さんを待って





「こっち」





手を、引かれる。





黒尾さんの大きな手





ダメだ。






やっぱり涙が、止まらない。
/ 355ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp