第3章 土曜のお昼
「「おつかれ~!かんぱ~い!」」
土曜日。
時刻はまだ13時過ぎ。
真昼間からアルコール片手にさおりと乾杯する。
最高!
「てか!いつ別れたの?!」
「えー。最初からその話題?」
「むしろそのためじゃん!」
遠慮ないさおりに思わず苦笑い。
「そうでした。別れたのは~~
2週間前とかかな?」
改めて口にして、もうそんなに経ったんだってちょっとびっくり。
「え、そんなに前から?!ごめん。全然気づかなかった」
「それはよかったです」
「なんで?」
だって。
「だって、会社でいつも通りできてたってことじゃん」
「あー、そっか。でもなんで?プロポーズもされてたじゃん?!」
「早い話、別の人と結婚するんだって」
「は?!?!なにそれ?!
てか話飛びすぎて何もわかんないんだけど?!」
「だよね~私も意味わかんなかったもん」
そして今度は1から10まで。
事細かく、
ここ最近の出来事を話す。