• テキストサイズ

【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第38章 7月(月末)


そんな頑なな私に観念したのか



「ごめんな。奈々も気を付けろよ。

………帰る時は連絡して」



とだけ残して

フロアを出て行く黒尾さんの背中を見送った。





ただ、この日の私は本当に良くなかった。



だから次の日、

ちゃんと電話で謝った。



昨日はすみませんでした。って言う私に



俺の方こそ、ゴメン。って。





なぜか黒尾さんから謝られて。





………なぜかって?



私にあんなこと言われたら、

優しくて大人な黒尾さんならそうされるよね。





そうさせたのは私だ。




ほんと、よくなかった。


反省。





だから、ちゃんとお詫びをして



「気にすんな。お盆休みは絶対一緒にいような?」



って言ってくれた黒尾さんは

本当に大人だと改めて思った。




下手したら別れると言われてても

おかしくなかったと思う。




黒尾さんが大人で、本当によかった。
/ 355ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp