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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第20章 会社にて


ミーティングルームを出て、フロアを抜けて、エレベーター

には向かわず。


とりあえず自販機へ。



ミルクティのボタンを押す。




ふぅ


任せてもらえるのは、素直に嬉しい。





「あっつ………」





ベンチに座って、ちょっとだけ休憩。



いずれはこの日が来ることはわかっていたけど、

いざ訪れると、大丈夫かな?できるかな?って。


やっぱり緊張。

でも、頑張らなきゃなって思う。





「お疲れサン」



「あ、黒尾さん。お疲れ様です」



「担当、おめでとう」



「ありがとうございます。だけど、私で大丈夫ですかね?」





頑張らなきゃなって思うけど、

やっぱり不安。





「大丈夫。課長から相談があった時、俺もまわりも、皆いいと思うって返事したよ」





コーヒーのボタンを押しながら

そう答えてくれる黒尾さんの背中を見る。





「お前の丁寧な仕事ぶりはみんな認めてるし、大丈夫だよ。

俺も前やったことあるから、サポート入る予定だし」



「黒尾さんがついてくれるんですか?」



「その予定」





隣に座ってニッて笑ってくれて。





「………だったら、ちょっと安心しました」



「それはよかった」



「あ、個人的にじゃないですよ?!

上司、黒尾さんが、ですよ?!」



「個人的にでもいいのに~(笑)」





隣でコーヒーを飲みながら笑ってる。





「ヘルプどう?大丈夫?」



「いつも通りです」



「ならよかった。俺はフロアに奈々がいなくて寂しいよ」
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