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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第24章 カレシとカノジョ


そんなオレを見て気を良くしたのか、グレイスの手が下へと伸びた。

「こっちも…触っていい?」

「…あぁ」

服越しに軽く撫でられながらそう聞かれ、断る理性など最早オレにはなかった。
そういえば、最後に抜いたのはいつだったか。ここ最近は昼は会議、夕方は警護隊の訓練、夜は中心街のパトロールと働きづめで、自己処理をする気力さえなかった。

「イグニスの、硬くなってる…嬉しい」

「当たり前だろう」

やわやわと与えられる刺激にさえやたらと敏感に反応する自分自身に、さっき風呂を借りた時に一回出しておくべきだったかと後悔した。
だがいくら洗い流せると言っても、何も知らずその後もグレイスがここで身体を清めるのかと思うと、やはり浴室を汚してしまう行為は出来ないな、と観念した。

「あの、さ…下も…脱がしていい?」

恥ずかしそうに頬を赤らめながらも、懸命にオレがグレイスにしたことをトレースしようとしている。

「無理はしなくて良いぞ」

「うん、無理はしてないよ、大丈夫。
だって、私もイギーのこと、愛してるもん」

顔を上げて真っ直ぐ見つめてそう言われ、下着の中で張りつめたものが ヒク、と反応した。

「そうか…では頼む」

隠しきれない期待が浮かぶ表情を隠す為に、手のひらを広げてズレてもいない眼鏡を押し上げた。
腰を上げると、見るからに緊張した面持ちでグレイスがまずズボンを脱がせ、次に意を決したようにトランクスのウエストに指を掛けた。

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