【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第6章 訪れた変化
それからしばらくして、昏睡状態だったノクトがようやく目を覚ました。
「ノクト、心配したんだぞ!!」
「ノクトお兄ちゃん…!! 良かった…! 本当に良かった…!!」
「こんなことになっちゃって、ごめんね…」
ノクトは、しばらく車イスでの移動を必要とする状態ではあったが、久しぶりの再会と会話にオレ達は心を弾ませた。
その後、ノクトとグレイスは静養を兼ねて、レギス陛下と共にテネブラエへと赴いた。
着いてしばらくは、ルナフレーナ様から真の王についての神話を聞いたり、
電話では
「イグニス聞いてよ!
ノクトお兄ちゃんが私の分のパイケーキまで食べちゃったの! ひどいよね!?」
なんて、元気そうにやっている様子が伝わってきて、良い気分転換になっているようでホッとしていた。
…あの日突然、ニフルハイム帝国の襲撃を受けるまでは。