【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第21章 新生活
「…仕方ないな…、わかった。
だが、ノクトもグレイスもくれぐれもはしゃぎ過ぎて迷子になるような真似はするんじゃないぞ」
「やったぁー!! ありがとうイグニス!!
プロンプトも誘ってくれてありがとー!! すっごく楽しみ!!」
「ははっ、オレもすっごく楽しみだよ!
いや~イグニスが理解のあるお側付きで良かった良かった! テスト終わるのが待ち遠しいね~」
「楽しみにするのは良いが、試験勉強もしっかりやるんだぞ。
もちろんノクト、お前もな」
「はーい!」
「へいへい」
イグニスから許可をもらえたことで、きゃあきゃあと声を上げながらプロンプトと二人で盛り上がる。
そこへ差し込まれた忠告など些細なことに感じ元気良く返事を返した。
ノクトお兄ちゃんは「勉強勉強って…相変わらずだな」って感じで面倒くさそうに答えてたけど。
「ところでよぉ、遊園地に五人っていう奇数で行くのはちっと気になるな。
出来ればオレの妹のイリスもそこ行きたがっててよ、一緒に連れていってやりてぇんだが、良いか?」
「奇数…確かにそうだね、私は構わないよ」
「オレも別に良いけど、グラディオこそ昔みたいにまたイリスが迷子にならねーよーにしっかり見といてやれよ?」
「はっ、こりゃノクトに一本取られたな。
わかってる、もうお前に追いかけさせたりはしねぇよ」
「よーっし、じゃあ今度こそ決まり~!!」
明るいプロンプトの声がリビングに響く。
プロンプトおかげで、またイグニスと会える予定が決まった…すっごく嬉しいな。
この後は、みんなでスマホを見ながら集合時間を決めたり、乗りたいアトラクションなんかをピックアップしてわいわい賑やかな時間を過ごした。
楽しみがあるお蔭で、テスト勉強も乗り越えられそう!
早くこの日にならないかな!