第88章 瞳の中の暗殺者20
貴方side
__
トロピカルランド
貴「私…ここ、覚えてる」
蘭「ホント?じゃあ、ジェットコースターにでも乗ってみる?」
長い列に並ぶ
蘭「相変わらず、混むわね…」
貴「…」
?「貴方、体操部に入っていますね?」
?『でも、テニスやっててもマメぐらい…』
貴「…」
頭に何かの映像と声が流れてくる、顔がはっきりわからなかい……なんだろ
小五郎「ほら、次だぞ」
貴「…あの…やっぱりやめてもいいですか?体調悪くて」
蘭「え!大丈夫?ベンチで休もう」
列を抜け、蘭さん達とベンチで休む
小五郎「ジュース、買ってくるな」
萩原「俺も、買ってきます」
毛利さんと萩原さんは、自動販売機に歩いて行く
なんだろ、さっきの流れてきた映像は…
ピト…
貴「!?」
萩原「あ…ごめんね!元気なかったからさ…」
?「_ 今日は止めてくれてありがとう。君が居なかったら、多分自殺してた」
?「…ヒロを、止めてくれてありがとう」
?「_怜花が気付いてくれなかったら、俺が危なかったので…」
?「怜花ちゃんが居なかったら、あの場から動いてなく多分死んでた_」
?「お前が場所を特定してくれたおかげだ、ありがとな」
貴「…」
萩原「…怜花ちゃん?どうしたの?」
貴「……あ、いや…何でもない、です」
…また、新しい映像と言葉がみえた。なんだろ、凄い懐かしい記憶…今の5人は…
萩原「…毛利探偵…すみませんが、ちょっとトイレへ」
小五郎「わかった」
?「…」
萩原さんが離れた瞬間、着ぐるみがこちらに近づいてくる
貴「?」
?「…」
光彦「怜花さん!危ない!」
?「!?」
着ぐるみは逃げる
光彦「逃がしません!」
光彦君はブーメランを投げ、相手を転ばせる
そして、元太君が相手に水鉄砲をかけ、ゆっくり近づく歩美ちゃんは足に手錠をかけた
友成「ッ!!ゴホゴホッ!!!」
小五郎「お前は!友成真!?…何を持ってる!?ナ、ナイフ!?」
友成「ほ、ほれは…」
ガチャ
萩原「友成真!殺人未遂の現行犯で逮捕する!」