第51章 11人目のストライカー21
貴方side
高木「中岡一雅って…あの雪の国立の?」
佐藤「高木くん、知ってるの?」
高木「ええ、3年前甥っ子に誘われて見に行ったんです」
高木刑事の話を聞く。
大雪のため2時5分開始の予定が大幅に遅れて、3時40分にキックオフ。
試合は0対0のまま、延長に突入…PK戦かっていう残り4分に中岡さんが決勝のゴールを決めて、終わったのは6時10分前だった…ってそうだ
目暮「…その中岡を入れると、容疑者は5人」
小五郎「まぁ、偶然同じ言葉を言った可能性も無くはありませんが、犯人の動機が私への挑戦だったとしたら…最近変わった出来事で出会った人物はこのサッカー教室しかないんです」
目暮「分かった、その5人について早急に調べてみる」
今日のところはこれで終了し、私は家に帰ろうと事務所を出る
陣平「怜花、送ってく」
貴「え?」
萩原「さ、帰ろ!」
2人に引っ張られながら、事務所をあとにする
佐藤「…ほんと、怜花ちゃん大好き人間ね。あの2人」
高木「ですね。松田さんも、怜花ちゃんの前では穏やかになりますし…」
★★
あれから5人のことを調べた目暮警部が、今度は白鳥警部や千葉刑事を連れて夜にまた事務所へとやってきた為同伴する。
目暮「コナンくんが指摘してくれた5人について早速調べてみた。白鳥くん」
白鳥「はい、まず山森さん。今回の爆破事件で視聴率が跳ね上がり、部長降格のピンチを免れたようです」
小五郎「まさに事件様々というわけだ」
白鳥「次に、香田さん。彼女も昨日のスクープ写真で社会部への復帰に1歩近づいたようです」
山森さんも香田さんも…事件のおかげというわけか
白鳥「次に、榊さん。現時点では、特に東都スタジアムを爆破する動機が見つかっていません。ただ、犯人の動機が毛利さんへの挑発的な行動からと考えると…」
そういえば、サッカー教室の時に榊さんの大学のオウンゴールを冷やかしてたな…
小五郎「別に俺は冷やかしたわけじゃ…それに奴は笑ってたぞ?」
白鳥「ま、顔で笑っていても内心は…ってことはまぁまぁありますから」
貴「小五郎さん、デリカシーないですし。新一と同じで!」←
コナン(悪かったな…)ムス
小五郎さんは、私の言葉に落ち込む