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彼らとの夜 King Gnu R18

第7章 娘の担任(K.A)


もっと…と唇が重なりそうになった時、

「どうなったー?!」

の声と同時に店のドアが開いた。

それまでの熱がひゅっと冷めて2人で同時に振り返ると、そこにはさくら。

抱き合った状態の私たちを見てニヤリと笑った。

「うまくいったんだね。ほら、もうすぐみんな来るよ。絶対うちのお店に流れてくるんだから、このタイミング逃したらなかなかプロポーズなんかできなかったと思うよ?先生。」

「みんなって、ママたちも?!大変、早く着替えないと」

と離れかけた私の腰を、彼はぐっと抱き寄せてさくらを見つめた。

「ありがとう。お母さんと君を絶対離さないよ。これからよろしく。」

「こちらこそ。お母さんをよろしくね。さっ!みんなになんて言おうかなー。今から記者会見する?」

そんな話をしていたら、どやどやとクラスメート親子がやってきた。

「買い物してきたからさー!お皿だけ貸してくれるー?」

「あれ先生。先に来てたの?」

みんなには見えない角度で私の手をきゅっと握りながら

「お店使わせてもらえるか聞きに来たんだよ」

とごまかす彼。

さくらも私にくっついて楽しそうに笑う。2人に挟まれて幸せを噛み締める。

私も、2人を守っていこう。3人で手を繋ぎながらこっそりと笑い合った。









※この彼も既婚者になったので裏は書くまい、と思っていたのですが別で新婚旅行編など、ニーズがあったら書こうかと思います。ご意見聞かせてください♪
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