第1章 鬼才な彼(D.T)
「っそこっお願いっ」
彼の唇は相変わらず乳首を弄び、細くて長い指は本当に触ってほしいところの周りばかりを彷徨う。
「もう、いや、早く」
彼の指先が1番触ってほしい突起をす、と掠めた。その一瞬で腰がびくんと跳ねる。
「ここがいいの?」
何回も、掠めるくらいにしか触ってくれない。
「うんっそこ ちゃんとさわって」
爪の先でかりかりと擦られると、その鋭い刺激に体ががくがくと震えてしまう。
「あ!あ!ひ、ん!やぁっ」
蜜壺と突起を行ったり来たりされると、自分の中からどんどん溢れていくのがわかる。
「…すっげ、ほらわかる?」
彼の長い指が私の中をかき混ぜ始めた。いやらしい水音をわざと聞かせるように音を立てる。
「んん、や、ソファが、ぬれちゃ」
「もう遅ぇよ。びしゃびしゃだ」
「いやぁ」
音楽仲間が来た時はみんなここに座るのに、私のいやらしいシミが残ったらどうしよう。
「おねが、よごれちゃう、」
「気にすんな」
指を抜き去ると、体勢を変え、彼が一気に入ってきた。