第7章 娘の担任(K.A)
「ただいまぁっ」
始業式が終わったさくらが店の玄関から元気よく帰ってきた。
近所のご隠居が3人でコーヒーを飲みながらゆっくりしているところだった。
「さくら!ゆっくり開けて!お客様がいたら危ないでしょ?」
「ごめんなさーい。あっ!いらっしゃいませ!」
さくらがぴょこんとおじぎするとご隠居方は嬉しそうに目を細めた。
「おかえりさくらちゃん。おじちゃんらナポリタン食うけど一緒に食うか?」
「食う!」
「こらさくら!」
大爆笑したあとご隠居の1人が
「あみさんナポリタン4つね。」
「まったくもう…ありがとうございます」