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彼らとの夜 King Gnu R18
第1章 鬼才な彼(D.T)
雑居ビルの一室に彼のスタジオがある。きちんと防音設備が整っており、キッチンもシャワーもあるのでほぼここで寝起きしていると言ってもいいかもしれない。
返事がないのはわかっていながら一応インターフォンを鳴らしてから部屋へ入った。
彼はたくさんの楽器に囲まれた真ん中のデスクのパソコンに、いつものように向かっていた。
「…こんばんは」
声をかけるとこちらを見ることもせず
「おー……とりあえず」
と、顔はパソコンに向いたまま身体をこちらに向けた。
「舐めて」
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