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bird cage 【R18】

第9章 play 7 ※




ワザと水音を立てるようなキスをして
唇を離すと
チサトは目を開けて恥ずかしそうに微笑んだ


あどけなさの残る
無邪気な笑顔

胸が苦しくなったカヲルは
チサトの身体を抱き上げ
ベッドの上へと運んだ



そっと横たえ
額にキスする


チュ…


小さく音を立てて離れた唇は

閉じられた瞼へと移った


チュ…


ツンと尖った鼻先


チュ…


そして

もう一方の瞼へ


チュ…



戸惑うように開かれたチサトの瞳を
優しく覗いた後


こめかみから

頬へと進んでいく



チュ……チュ…



唇を掠めるように啄んでから

焦らすように少しずつ

口付けは深くなる…





不意に
チサトがカヲルの身体を押し返した


『……っ…カヲルさ…………これ……ダメです…』


大きな瞳が
みるみる潤んでいく


『……こんな風にキスされたら………私…』

「…いいから…」


カヲルは
チサトの頬に手を添えた


「………今だけ……何も考えないで…」

『……』

「………全部…委ねてくれ…」


カヲルはそう言うと
更に深く口付けた









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