第8章 play 6 ※
「……」
カヲルは鏡の中のチサトを見つめた
顎に手を添えて上を向かせ
唇の周りを指先でぐるりとなぞった後
開かれた隙間に差し込んで
柔らかな舌と絡めた
「………そういう格好も…似合いますね…」
耳元で囁かれ
チサトが目を開けると
鏡越しに視線が重なった
『……っ………………恥ずかしい……です……』
顔を赤くして目を逸らしたチサトを後ろから抱きしめるようにして
カヲルはメイド服の上から胸を揉んだ
「……裸よりも…ですか…?」
『……っ…』
困ったように眉根を寄せるチサトを見て
カヲルの口元が綻んだ
スカートの中に入れた手を太腿に這わせながら
チサトの片膝を持ち上げるようにして洗面台に乗せると
既にドロドロに溶けている泉に
自らのモノをあてがう
チサトの身体が反応して
ピクンと跳ねた
「………私も…………蒼井さんの事を考えていました…」
カヲルの言葉に
チサトは鏡を見た
そこには
あの夜と同じ優しい瞳があった
『……………下の名前……呼んでください……』
チサトの言葉を聞いたカヲルの眼に
欲情の色が宿った