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bird cage 【R18】

第5章 play 4 ※




「…………………マネージャーとして……兄として………貴女には……本当に申し訳なく思っています…………でも………タケルの暴走を止める事が……私には出来ないんです……」


カヲルの低い声が
微かに揺らいでいた


『………………そういう気持ちがあるなら…………私の頼みを聞いてください……』

「……」



チサトは何も答えないカヲルの手を取って立ち上がると
ベッドルームへ連れて行った

ベッドの横で立ち止まり
カヲルの方を向くと
服を脱いでいく


裸になったチサトは
カヲルのスーツのジャケットに手をかけた


「……」


カヲルは自分で上着を脱いで
ベッドサイドのソファの背に掛けネクタイも外した

チサトはカヲルの手を取り
自分の胸に触れさせる


『………カヲルさん…』

「……」

『………お願い……』


涙を零したチサトの目尻に
カヲルはそっと口付けを落とした


「…………………こうする事が……少しでも貴女の慰めになるのなら……」


カヲルはそう言うと
胸に押し付けられている手をゆっくりと動かし始めた



チサトはボタンを外してワイシャツを脱がせ
その下の素肌を晒した

スーツを着ている時はとても華奢に見えたけれど
薄い脂肪の下には張りのある筋肉がクッキリと陰影を作っていた







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