第2章 play 1 ※
チサトが大人しくなると
タケルはバスローブの紐を解いて前を開いた
胸元を隠す手を払いのけ
冷たく見下ろす
『…見ないで…っ…』
タケルはチサトのあらわになった胸元に顔を近付けると
みずみずしい果実にかぶりつくように吸い付いた
『……や…ぁ…』
チサトは恥ずかしさのあまり
両手で顔を覆った
生あたたかいものが這うような感覚
腰の辺りがゾワゾワと痺れて
無意識に動いてしまう
固く閉じていた目を開け、指の間から覗くと
タケルの赤い舌先が
自分の乳首を転がしているのが見えた
もう一方の乳房は
大きな掌の下で生き物のように形を変えている
目の前の光景を受け入れられないでいると
突然脚の付け根にチクリと痛みを感じた
" タケルの指が、自分のナカに入っている "
そう思った途端
チサトは身震いした
『いやっ!やめて!』
閉じようとした脚の間に身体をねじ込まれる
『お願い…』
タケルの肩を押し返していた両手首を掴まれ
ベッドに押し付けられた
次の瞬間
貫かれるような痛みがチサトの全身に走った
『…ぁ…うぅっ…!』
堪えきれずに漏れ出たチサトの声に
タケルは動きを止めた
零れた涙が
こめかみを伝うのが分かった
裂かれるような痛みに耐えながら
チサトが恐る恐る目を開けると
覆い被さるタケルの顔が見えた
月の光に照らされた、表情の無いその顔は
まるで美しい人形のようだった