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【呪術廻戦】無下限恋愛

第17章 大波乱⭐︎一年生親睦会


「パレード……」


 いまいちピンと来ない。

 ノーリサーチ仲間の伏黒くんに視線を向けたら、律儀にスマホで調べてた。


「オマエらが好きそうなド派手なイベントか」


 伏黒くんのスマホを覗いたら、煌びやかな乗り物に乗ったキャラクターたちが映ってる。

 ダンスしながら、キャラクターたちがパーク内を周るらしい。


「コレ、人混みヤバそうだけど。綾瀬は大丈夫か?」


 伏黒くんが真っ先に私の心配をした。

 大丈夫かと聞かれると正直その時になってみないと分からないから、なんとも言えないんだけど。


「TDLは呪いが多くないから、たぶん大丈夫だと思うよ」

「よしっ! じゃあ決まり!」


 そう言って、野薔薇ちゃんが私の肩に手を回した。


「絶対見たこと後悔させないから安心して。呪いのことなんて全部忘れるくらい楽しいから!」


 野薔薇ちゃんの瞳がキラキラしてて。

 その顔が見れただけでパレードより価値がある気がしたけど。

 どっちにしたって、こんなに楽しいんだから、後悔なんてありえない。

 私が頷くと、虎杖くんと野薔薇ちゃんが私と伏黒くんの前を歩き出した。


「俺もめちゃくちゃリサーチしたけど。やっぱりパレードを見るとなれば、一番いい場所は――」


 そう口にした虎杖くんと、野薔薇ちゃんが目を合わせてニヤリと笑う。


「「プリンセス城前!」」


 息ぴったりに言って、目的地が決定した。
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