第4章 新たな門出
ダンデの家族みんなと食事をとり、食後の後にすぐ近くのポケモンセンターに泊まると言えば、家族みんなに今日一晩止まってって構わないとお仕留められた。
「ジャーン!見て見てゲンガー!新しいパジャマ買っちゃった!」
「ゲーン」
お風呂にも入ることができ、は久々にゆっくりと湯煎を楽しんだのだった。そして新しく買ったワンパチがあちこちにデザインされた女の子らしいデザインのもので、ゲンガーも少し考えたあと、グッとサムズアップをくれた。
「・・・はぁ、にしても・・・」
「ゲン?」
はため息をついた。
部屋を見渡せば、数時間前まで自分が寝かされていた部屋とはいえ、本人が帰ってきているのに、その本人はここにはいない。
数時間前、食事が終わり、がどこで寝るかについて話をすると、みんなは当たり前のようにダンデの部屋を勧められて困惑した。
『俺は今日ホップの部屋で寝るから、気にせず俺の部屋を使ってくれ』
『いやいやいや、私どこでも寝れますので』
『ダメだ、背中を痛めている君をソファーには寝かせられない』
『いえ、本当に大丈b』
『俺は兄貴といっぱい話したいことがあるから、全然大丈夫なんだぞ!』
『いや、ソファで』
『楽しみだな、ホップ』
『おう!俺部屋片付けてくる!』
(この兄弟話を推し進める気だ!)
そしてなんやかんや家族全員に丸め込まれ、はダンデの部屋にいたのだった。
(みんな・・・いい人なんだけど・・・年頃の娘を殿方の部屋に放り込むって・・・いやいや、ダンデはこの部屋には来ないけど!それでも私にだって恥じらいはあるんだからねっ!でも私はバックパッカー。こんなこともあろうかと旅の準備はいつでも万端!!)
鞄の中から少し大きめの丸めてある布を取り出した。
「THE 寝袋とエアベッド。いや〜まさかこんな変な使い方するとは思わなかったなぁ」
はまずエアベットに空気を吹き込んだ。数分もすれば、パンパンに膨らんだベットができ、はその上に寝袋を引いた。
そしてその上にダイブした。
「あー懐かしー。早く旅したいなー」
しばらく動かないでいると、ウトウトと眠気が来て、は寝るかと思っていると、コンコンとドアをノックをする音が部屋に響いた。
(!?)