第18章 それぞれの道
暫くしてフェリーを見送って人々もいなくなり港はいつも通りに戻っていくと、待機していたジムリーダー達ものところへ集まってきた。
「何事もなく終わってよかったわ」
と、バウタウンのジムリーダー、ルリナが安心したような顔で言った。キャップを被り、へそ出しスタイルの短めのTシャツと紺色のショートパンツに、シンプルなサンダルをはいているだけなのに、ルリナからはモデルのオーラがただ漏れているとは思った。
(ちょっとボーイズっぽいルリナもいい…オシャレだ…あとで写真撮ってもいいか聞いてみようかな)
「これ以上の問題は勘弁してほしいぜ。ま、これでガラルもいつも通りに戻ったってことだな」
「キッ…!…!?!」
と、いつものオレンジ色のバンダナを付けていない、サングラスをかけただけキバナの登場に、は一瞬心臓が止まりかけた、いや、止まった。
(ああああああああイケメン///!!ありがとう!神様!ありがとう!キバナ様を創作してくださった方々!!)
「…おーい、さん?」
「飛んでるわ…」
「キバナ」
ダンデはジットリとキバナを睨み付けると、キバナは「理不尽だろ、これ」と顔を引き攣らせて唸った。