第10章 チャンピオンカップ
リザードンが吐き出しただいもんじに向かって、ラグラージは冷凍ビームをぶつけた。が、やはり威力の強い技のせいか、ラグラージの冷凍ビームが押されていた。
「(弱っていたドラパルトの火炎放射とは比べ物にならない!それにこのだいもんじに手こずってなんかいられない…ッ!)ラグラージ、避けて!」
冷凍ビームを放つのをやめ、ラグラージは大きく左に飛び退いた。
「待っていたぜ、リザードン今だッ!ソーラービーム!!!」
だいもんじの後ろで、すでにダンデは次の手を打っていた。リザードンの口には、すでにソーラービームのエネルギーが溜まっており、だいもんじを避けたラグラージに狙いを定めていた。
「ラグラージ、まもるッ!!!」
緑色の光線が一直線にラグラージに向かうと、ラグラージは体を丸めて、自身の周りに透明の壁を作り上げた。バシュッ!と、ソーラービームがラグラージのまもるに当たると、ラグラージの周りはシューと、光線の熱で熱せられて煙が出ていた。
(まもるを覚えていなかったら確実にダウンさせられてた…それにやっぱりダンデは次の手が早い!このままじゃ後手に回されるッ!!)
焦りを覚え始めたは、地震回避のためにすでに空を飛んでリザードンを見て冷や汗をかいた。
「もう空に…!」