第6章 ジム巡り
「…って、多分私が気にしすぎてるだけなんですけど!あ、そういえばお仕事中なんですよね?」
ダンデは、電話越しに聞こえるの声が務めて明るく振る舞っている様な気がした。
『ああ…でも今は移動中なんだ。今日はナックルシティでスポンサーとの話し合いがあって、これからシュートシティに戻って書類をまとめる予定だ』
「お疲れ様です」
はダンデがデスクワークが苦手なイメージがあったが、話を聞いていると、そうでもなさそうだと思った。
『ありがとう。君はこれから何か予定はあるのか?』
「ん〜そうですね、今ポケモンセンターで手持ちを預けている間に、ポフレを作る予定ですよ」
『ポフレ?』
聴き慣れない単語に、ダンデは聞き返した。
はダンデの声色から、ポフレを知らないのだと気付き、ショックを受けた。
「知らないんですか?カロス地方で有名なポケモンのお菓子で、私はポケモン達が頑張った日にあげてます!」
『へ〜そんなものがあるんだな』
「今度作りましょうか?」
『え…いいのか?』
ダンデは思わず聞き返してしまった。
まさか作ってもらえるとは思っておらず、ポフレがわからないダンデはますます興味がわいた。
「はい、もちろん!」
『楽しみだな、そのポフレというもの…あ、に聞きたいことがあるんだ』
「なんですか?」
『3つ目のバッチを手に入れたということは、次はラテラルタウンに向かうんだろ?ナックルシティにはどのルートで向かう予定なんだ?』
「もちろんワイルドエリアに決まってるじゃないですか!エレズンの強化もしたいのでめちゃめちゃ楽しみなんですよね!!」
はウキウキとワイルドエリアに思いを馳せていた。ダンデもの声が一層明るくなったと気付き、頬を緩ませた。