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【剣盾】君を待つ

第6章 ジム巡り



「ゲッ!ダンデから連絡きてるじゃん・・・」


夜の9時、ポケモンセンターにあるトレーナー専用の宿泊部屋に宿泊中のは、鞄の中を整理中に携帯の確認をしたことで顔を青くさせた。

「しかも・・・わたしがメッセージ送ってからちょっとあとだし・・・うわーやっちまったー(涙)」


ポケモンセンターに直行してからと言うもの、ポケモン達を預けている間にポフィンの材料を買いに行ったり、共同キッチンでポフィン作りをし、自分の夕飯もついでに作ったりなど、携帯を確認する暇がなかった。
入浴もすませ、明日の用意をしようとしたときに携帯の存在を思い出したのだった。そして画面には1件の不在電話の履歴が残っていた。

(ダンデ・・・なんでそんなにタイミング悪いの・・・いや、ずっと確認してんかった私が悪いんだけど!今は夜の9時か・・・かけ直すにはちょっと遅いかも・・・いやでも自分から電話かけるってなんかちょっと無理!)


はポイっと携帯をベットに投げた。

「明日にしよ、うん、そうしよう!」

自分にそう言い聞かせ、明日の準備に取り掛かることにした。
しかし、その行動をベットの上で見ていたエレズンは、の投げた携帯に興味を示した。携帯のあるところまで這い寄り、がしていたように、指で画面を突いたり、横にスワイプしたりした。
エレズンは画面に何が表示されているかわかっていなかったが、最初の画面に出ていたダンデの不在着信のメッセージを押し、着信のボタンを押していた。


数回の音がなった後、プツリと音が聞こえた。

『もしもし?』

「うー!!」

『え、君はっ・・・エレズン?』

エレズンは突然携帯の画面にダンデの顔が現れ、ベットに置いてあった携帯を両手で掴んでマジマジと画面を見つめた。
ダンデもすっかりだと思い込んでいたせいか、テレビ電話は珍しいなと思いながらそれに出れば、いきなりエレズンのドアップに驚きの声をあげた。

「エレ、エレレー!」

『君は・・・のポケモンかな?』

「エレ」

「エレズン、何してるのー?」

と、そこへ、がエレズンが何やらしていると思い話しかけた。

(あれ?携帯触ってのかな)
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