第6章 ジム巡り
ワッと一斉に歓声の声がスタジアム内を満たした。もレフリーの声を聞くや否や、フィールドに立っているハッサムに両手をあげて走り出していた。
「ハッサム〜!!!勝ったよー!!ありがとう!!!」
の声に気がついたハッサムは、こちらに走って飛びついてきた を難なく受け止めた。自分をギュッと抱きしめてくれるが嬉しくて、ハッサムもギュッとを抱きしめた。
「お疲れ様なんだな、さん」
「ヤローさん、勝負ありがとうございました!ポケモンたちは大丈夫ですか?」
とハッサムがその場で和んでいると、ヤローがやってきた。
はヤローのポケモンのことを聞くと、ヤローはまさかそんなことを聞かれるとは思ってもおらず、少し驚いた様子を見せた。
「へ?ああ大丈夫じゃ!キバナ君に気を付けろと言われとったのに、手も足も出なんだわ!じゃあさん、ジムチャレンジにおいて、ジムリーダに勝った証としてくさバッチをお渡しするんだわ!」
スッとヤローの手が差し出せれ、もそれに習うようにヤローの手に手を重ね、握手した。
そしてヤローからくさバッチを渡され、は昨日開会式に渡されたリングにそれをはめ込んだ。
「くさバッチ、ゲットだぜ!」
はそれをハッサムに見せると、ハッサムもコクコクと首を振って喜んでいるようだった。