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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第42章 スルタンコラボ企画 上編 お相手:冨岡義勇




張っていた気が緩んで
どっと疲れが出てしまって

そのまま ぐっすりと眠ってしまっていて


太陽がすっかりと高くなった頃に


目を醒ました頃には

ゲルの中がどうにも騒がしい



「やっと起きたの?寝すぎじゃない?
ふたりとも、まぁ昨日ってか今日だったけど
疲れてただろうから、仕方ないけど。
さ、さっさと着替えて準備して。
遅い朝ご飯と父さんが待ってる」

そう悠斗が声を掛けて来て

2人は急いで支度を整えると
寝室にしている部屋の隣の部屋に移動する

そこには 父親と長男の一樹と次男の翔の
姿があり 下の弟達が煉獄に独楽で
遊んでもらっていて

冨岡の方は妹に髪を好き勝手に
弄られて花冠を乗せられていた

夢かと思ってたけど
ふたりがここに居る事は確かで

全て現実の様だった

「もう少ししたら、星詠みのオババが来る」

「あのオバンが、お前等とコイツ等を
見て、良いって言ったら許可するってよ。
あー、つまんねぇな。クソ」

一樹の言葉に翔が付け足す様に言った

「まぁ、翔兄さんはそう言わずに。
妹達が心配なのは分かるよ?僕も
心配だもん、だけど妹達の幸せも
ちゃんと考えてあげないと」

「まずは、大分遅れているが
ふたりとも、改めて挨拶をしなさい」

そう父が場を締めて来て

小野寺とみくりが居住まいを正すと

義勇と杏寿郎に向けて
スカートの裾を持ち上げて
恭しく頭をさげる

「改めまして、初めまして。
私はこの家の長女の小野寺
にあります、煉獄様、冨岡様。
この度はこの様な場所まで、
御足労頂き、光栄にあります」

「同じく、初めまして。
私はこの家の二女になります。
名はみくりにあります。
冨岡様、それに煉獄様、お見知りおきを」

グイっと父が左手に小野寺を
右手でみくりを抱き寄せて

自分の顔のすぐ横に2人の顔を
並べさせると

「この二人が、俺の自慢の娘達だ。
どうだ?王子さん達よ、
俺が話した二人を嫁にやる為の条件は
当然、全部飲んでくれるんだろうな?」

「当然だ、彼女達の身の安全は
俺達が保証する」

そう静かに義勇が言って

その頭に花冠を乗せたままだったので
思わずみくりは吹き出しそうに
なってしまいながら
それを口を押させて飲み込んだ



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