第40章 今年のクリスマスは…25日編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
ぶるっと身震いをして目を醒ますと
外は明るくなっていて
ベットサイドにある時計に目を向ける
時刻は 朝の8時を回った所だ
そうだ…あのまま 裸のまんまで
眠ってたから……
寒くなって目が覚めたのか……
身体にはまだ気怠い様な
そこはかとない 心地いい倦怠感の名残と
自分の中心の部分が彼のサイズに
押し広げられている感覚と
その中に…… 夜に出された物が
溜っている……違和感を感じた
隣でまだ彼は眠っているし
今日は休みなのだから
このまま 目が覚めるまで
もう一度ベットに戻ろうかとも思ったが
シャワーもしたかったし
お手洗いにも行きたいし
空腹感もあるから…
ブランチ……みたいになりそうだけど
遅めの朝食の準備にでも
シャワーの後に取り掛かろうかと
みくりが起き抜けの頭で考えていると
「君は、随分とつれないんだな。
おはよう、みくり。夜の事が
あって、今なのに……俺を
ひとりベットに残して…、何をする
つもりだったんだ?」
後ろから抱きすくめられて
彼の髪が首筋をくすぐる
さっきまで眠っていた杏寿郎が
目を醒ましたらしくベットから
離れようとしていたのを引き留められてしまった
「杏寿郎は、まだ、寝てていいよ?」
「俺は起きているが?
俺だけ、寝てろと言うのか?君は。
昨日俺と、
夫婦になるのを承諾しておいて、
未来の夫をないがしろにする気か?」
時折 杏寿郎はこんな風に
子供ぽい様な言動をする時もあるけど
それは私が ドライと言うか
淡々としてる面もあるから…そう
余計に感じるのかも知れないけどね
「でも、テーブルの上だって
昨日のままだし、片付けないと。
それに……、朝ごはんの支度もしたいし。
シャワーも浴びたいから……」
そこまで言った みくりの言葉に
杏寿郎が反応を示して
「流して…しまうのか?」
「だって、身体のあちこちから
杏寿郎の…匂いがする…し」
お互いの身体からお互いの分泌物の
匂いが残っている…と言うのが正しいのか
要するに…… 性的な香りが
自分の身体からすると
それをシャワーで流したいと言っていて
「何も、慌てて……流してしまわなくても
いいだろう?今日は……、休みなんだし。
このまま、一日
……ゆっくりしてもいいだろう?」
このまま 一日 ゆっくりする?