第36章 聞こえない音 お相手:宇髄天元
宇髄の指先が濡れた陰裂をなぞって
上下にそこを擦られて
グチュグチュと音を立てる
「やらし。音…、聞こえる?」
「……天…元ッ、さんの…、せいっ
んっ、はぁ、あぁんッ」
「ああ。俺がそうしてるって事?
合ってるか、合ってるわ。
じゃ、もっと…ここ、ビシャビシャに
しちゃっとくしかねぇわな」
指先が陰裂の間に入って来て
小陰唇の付け根の部分を左右
同時に人差し指と薬指で
グッと押して圧を掛けられる
残ってる 間の中指で
閉じたままの小陰唇の部分を
蜜を纏わせた指先で擦って来て
ジリジリと焦らされる様な
感覚にギュウギュウと中が締まる
「はぁ、ンんッ、んぁ、はぁ…ぁ」
「ここは、あんまり…?」
そう言いながらも指先を
二本ソコに添えて来て
細かく震わされて振動を送られると
蜜口から蜜が ダラダラと
溢れ出して 零れて来る
「でも、こんなになって来てるけど?」
蜜口の部分に指を当てがって
口の部分を擦られて
その度にニチュグチュと蜜が音を立てる
小陰唇の根元から
クルっと円を描きながら
蜜口の付近まで指先で圧を掛けつつ
宇髄の指が愛撫をして来て
あくまでも 指を入れるのではなくて
その縁を 解す様にして
指の腹で圧を掛けて細かく揺すられて
クチクチとさっきまでとは
違う水音がソコから聞こえて来て居て
「はぁ、ん…ぁ、ん゛んッ」
「なぁ、ココさ。…気持ち…い?」
その部分をそうされて
気持ちいのかと確認して来て
彼からの問いかけに
こくんとみくりが頷いた
そうすると
笑ったんだ 目の前の彼が
嬉しそうな顔で 笑った
「イっちまったら…、体力、
使っちまうからな。そうして
やれねぇの、…勿体ねぇし
申し訳ねぇとは感じてるけども」
「んっ、いいよ…。
そうなりたい…じゃなくて
私は…、天元さんと、はぁ、あんッ
ひとつに…、繋がりたい…だけだから…ッ」
何だろうな この気持ち
こんな気持ちで こんな事するの
きっと これが
最初で最後なんだろうなって
宇髄はそう感じて居て
ホントは ずっと 悩んでた
コイツが俺に 抱かれたいって言って来たら
俺はそれに 応じてやれんのかって
迷ってもいたし
断ろうかとも 思って…たんだわ
けど…
けど…
きっと そうしなかったら 俺は