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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第36章 聞こえない音  お相手:宇髄天元



チュ…と目尻に口付けを落とすと
ヒラヒラと手を振って
そのまま 帰って行ってしまって

次の日のいつもの時間が

こんなにも待ち遠しく感じるなんて

自分でも驚いている


いつもの時間になると


いつも通りに 宇髄は現れて

窓から部屋に入って来る


でも その日の様子は
昨日とも違っていて


「ああ、えっと…な。
お前に言わないとならねぇ事が
あんだわ。ちょーっとばっかし
面倒な仕事に行かなくちゃなんなくてさ。
それも、今夜から。んで、早くても
2週間…、半月ぐらい掛かりそうなんだわ」


次に会えるのは

2週間後…


その間に 年を跨いで
新年の迎える


きっと…次に会う時は…私は


もう…ッ


「あのッ、お願いが…あるんです…が」


ギュッと宇髄の隊服を
みくりが掴んで来て
その言葉の続きを言い出そうとして
言い出せないままでいて

その顔を見てりゃ…言いたい事なんて

もう とっくに 知れてる…

女の方に言わせるなんて

色男の 宇髄天元様がする事じゃねぇよ


スッと宇髄が自分の指で
みくりがこれ以上の
言葉を紡げない様に黙らせると

「んで。俺から言いたい事あるんだけど。
みくり、お前さぁ、天元様に
抱かれる気とかあったりする感じ?」

そう軽い感じに
冗談を言う様な

そんな軽口で言って来て

その軽口のその誘い文句が

私への気遣いなのだと言う事も
みくりには分かって居て

私がそれを受け入れるにしても
望むにしても
断るにしても 拒むにしても


どれを選んでもしやすい様にしてくれていて


宇髄の優しさを感じるから

「…っ、天元…さん…に」

抱いて欲しいと

それ以上の言葉が言えなくて
言葉を詰まらせていると

「そうされたい?」

そう耳元で囁かれて
その宇髄からの問いかけに

首を縦に振った

正直 体調がいい訳じゃない

日に日に悪くなっているのは
自分でも感じている

「風呂、用意してくれてんの?
女って言うのは、特に初めてなら
拘るもだろ?そー言うの」

そのまま自然に抱きかかえられて
下のお風呂場まで運ばれると
本当に手際よく 脱がされて
洗われて 流されて 拭かれてしまって

私の体力が落ちてるのも

宇髄にはお見通しの様だった


ベットまで運ばれて降ろされる



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